散布方法

消石灰散布の注意点

私達は農場入口や畜舎内外に消石灰を散布する、いわゆる“待ち受け消毒”条件下における消石灰の消毒効果を検証し、以下のことを明らかにしました。この研究成果は国際学術雑誌に掲載されました。

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1.消石灰は劣化します!

散布した消石灰は、大気中や雨水中の二酸化炭素と反応して2週間〜1ヶ月程度で消毒効果の無い炭酸カルシウムに変化します。劣化の速度は天候や周辺の環境により大きく異なるため、消石灰の劣化を定期的に確認しながら適切に散布することが重要です。しかし、消石灰も炭酸カルシウムもどちらも白色であるため、この劣化を見た目で判断することは困難です。私達が開発した「可視化剤」(特許第6820575号)をふりかけることで、消石灰の消毒効力の有無を色の変化として判定することができます。

2.消石灰の消毒効果には水が必要です!

散布した消石灰が消毒効果を発揮するためには水が必要です。一般的な条件下で土上に消石灰を散布する場合、消石灰は土から水を吸収し消毒効果を示す15%程度以上の含水率となりますが、日照りが続いた場合や乾燥したコンクリート上に消石灰を散布した場合は水が足りません。そのような場合は、ジョウロ等で散水しましょう。散水量は、消石灰20 kgあたり3〜4リットルが目安です。

多機能粒状消石灰の散布方法

多機能粒状消石灰の散布方法を記載します。散布方法は消石灰と同様です。

1.散布時の装備

主成分の消石灰は強アルカリ性です。 散布時はマスク、メガネ(ゴーグル)、 ゴム手袋等を着用することをお勧めします。 直接、皮膚・口・呼吸器等に消石灰が 付着しないよう、注意しましょう。

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2.散布方法

使用量は1㎡あたり0.5~1 kg(20~40 ㎡あたりに多機能粒状消石灰20 kg程度)を目安に、 ホウキ等で均一に広げ、地面の表面がムラなく、白くなるように散布しましょう。

これは土壌表面のみの待ち受け消毒となります。

なお、土壌改良に使用する量は100g/㎡以下である必要があり、農地等での散布には注意してください。

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